十骨十色!手指の骨折!小さい骨がたくさん!

医療

手にいろんな骨があります。骨は十骨十色なので骨によって骨折の仕方はいろいろです。ちなみに十骨十色の意味は骨の形はそれぞれ異なるという意味です。私が作りました。

今回はどのような骨折があるか有名どころの紹介をしていきます。

舟状骨骨折

手関節周囲の骨折では、橈骨遠位端骨折が一番多くて、その次に多いです。8つある手根骨の骨折のなかでは最も頻度(75%)が多い骨折です。舟状骨骨折は高齢者より若年者がスポーツなどの際に手関節を過伸展して転倒して、受傷するのが典型的です。

急性期では、手関節橈側が腫れて、痛みがあります。急性期が過ぎると腫れが軽快し、一時的に症状は軽減しますが、そのまま放置して骨折部が癒合せずに偽関節といって骨折した骨が付かずに関節のように動くようになります。そうなると、手関節の変形が進行して力が入りにくくなり、動きも悪くなってしまいます。したがって、早期に適切な診断を行うことが重要です。

発見することも難しい疾患でもあります。初診での見逃しは20%程度みられたという報告もあります。初回の単純X線撮影のみでは診断できないこともあります。本外傷を疑った場合には、慎重に経過観察を行い、必要に応じてMRI検査やCT検査をする必要があります。もしくは、初診時はシーネやギプス固定を行った後に1~2週後に改めてX線検査を確認する必要があります。

中手骨骨折

中手骨は手の中央部の骨で、指が5本あるように中手骨も5本あります。折れる部位によって、それぞれ特徴があります。

中手骨骨幹部骨折
中手骨の中央部を骨幹部といい、この部での骨折です。物が手の甲に当たるなど、強い外力が直接加わったり、手を捻るような力が加わって発生します。この骨折に限らず、手指の骨折では骨の回旋(捻じれ)変形に注意しなければなりません。回旋変形が生じると、日常生活に支障をきたすことがあります

中手骨頸部骨折
中手骨の遠位部を骨頭とよび、骨頭の根本の部分を頸部といい、この部分での骨折をいいます。多くがパンチ動作で発生するため別名「ボクサー骨折」と呼ばれます。環指や小指に多く発生します。
骨折部は手掌側に曲がる変形が発生するため、骨折した指の拳がへこんで見えます。

指節骨骨折

指節骨とは、基節骨、中節骨、末節骨のことを指します。関節はMP関節、PIP
関節、DIP関節が含まれます。

マレット骨折(槌指)
突き指などの受傷機転によって、DIP関節の進展機能が損傷され、DIP関節の自動伸展が不可能になった状態です。分類としては、腱性骨性があります。腱性の場合には固定による保存的治療が選択されます。骨性の場合には骨折部の骨片が大きく、転位が大きい場合にはピンニングを用いた手術的治療を行います。

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