骨折や捻挫をしたときにさまざまな方法で痛めた部分がグラグラしないように固定することが必要となります。
あれ?固定するやつってなにかな?
ギブス!!いや、ギプス!!
ん?ギプスシーネっても聞くな。
待て待て、いつかギプスシャーレっても聞くぞ!
固定するやつって一体なんなんだ。
今回はこの意味不明な始まりから出たワードを解決できるように解説していきます!
ギプスとギブスの違いは?
「ギプス」と「ギブス」ってよく聞くけど、どちらかが正解です!
正解はギプス
辞書によっては、ギプスで調べたら「ギブスとも言う」みたいなところもあるけど、ギブスという言葉はないです。
ギプスの言語は医療のほとんどがドイツ語!
石膏のことを「Gips」とドイツ語ではいいます。
bが入ってないからブと呼ぶことはないですよね。
日本に伝わったときにギブスってのが言いやすくて、間違って認識したのではと考える人が多いです。
どっちにしろ、言うのは聞き取れないと思うのでどっちでもいい。
記録とかするときは「ギプス」って書いた方がかっこいいですね。
ギプスとシーネの違いは?
ギプスとは,もともと石膏のことですが、最近では扱いやすいプラスチック製のギプスが多く使わています。
これらは石膏もしくはプラスチックの原料が包帯状の繊維に付着しており、水につけると化学反応で数分程度で硬くなる特徴があります。 包帯状の繊維を身体に巻きつけるとそのまま固まって固定されるため、しっかりとした固定ができます。
簡単にいうと、昔ながらのイメージするギプスそのものです。
その反面、神経麻痺や血行障害,関節が固まって動かなくなるなどの合併症が起こる可能性があり,注意が必要です。
ギプスシーネとはギプス包帯を必要な幅と長さにして折り重ね、身体の痛めた部分に当てて硬化させたものをいいます。
簡単にいうと、添え木です。
最近ではほとんどがギプスシーネです。
ギプス固定は関節拘縮や神経麻痺、血行障害などが起こるリスクがあるためです。
取り外しが簡単なギプスシーネを使って、外した時に自分で関節の運動ができるようにという考えもあります。
シーネとシャーレの違いは?
シーネは添え木。
シャーレはギプス包帯を巻いて硬化させた後,これを半分に切ったものといいます。
シャーレは骨折などの際、ギプス固定していた後に、患部が少しずつ回復し、それほどガッチリとした固定が必要なくなってから使用します。
固定力でいうとギプス>シャーレ>シーネという感じです。
最後に
今回は素朴な疑問として出やすい整形外科でよく耳にするギプスについてでした。
今の主流はギプスシーネ!
ギプス固定することはほんと滅多にないです。
最近はギプスと言ったらギプスシーネと思うくらいの私です。
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