指が引っかかる?指が伸びない?ばね指!腱鞘炎!

医療

朝起きた時に指が曲がったまま伸びないですけどって方がいると思います。力を入れたらなんとか伸びるってことも。

結論からいうとばね指もしくは腱鞘炎と言います。症状が気になったら早めに受診したほうが身のためです。症状が強くなっていくと保存的治療でよかったのが、手術的治療が必要になったり、術後も指の動きが硬くなってリハビリもひつようになることもあります。

今回は腱鞘炎について学んでいきましょう!!

どうしてなるかというと

手指の運動には主に屈筋腱(曲げるため)と伸筋腱(伸ばすため)が関与しています。屈筋腱の周りにはところどころに腱鞘というトンネルがあり、屈筋腱の浮き上がらないようにすることによって効率的に指へ力を伝えています。

美容師さんや手をよく使う職業の方など手指の酷使に伴い、屈筋腱と腱鞘、とくに負荷のかかりやすいA1腱鞘(指の付け根)の間に炎症が起こり、疼痛を引き起こします。このような状態を腱鞘炎といいます。

炎症が慢性化するにしたがい、腱実質の腫脹および腱鞘の肥厚が生じ、腫大した腱実質が肥厚・狭窄した腱鞘を通過する際に抵抗が増すことによって引っかかる状態をばね指と呼びます。

病態と診断

腱鞘炎が発症すると、MP関節(指の付け根)の手のひら側でA1腱鞘に一致したしこりを触知でき同部位に圧痛を訴えるようになります。また、症例によっては、指を自分で動かす動作に伴う引っかかりを再現できることもあります。
さらに、重症化に伴って遠位の関節(第2関節や第1関節)が曲がらなくなったり、完全に伸びきらなくなったりすること(ばね指現象)もあります。

本症は中年の女性に頻発し、母指・中指・環指によくみられます。また糖尿病に合併しやすいことがよく知られています。1人で指左右5本全てなることもあります。

診断はしこりやばね指現象が確認できれば比較的容易で、超音波検査(エコー検査)では腱鞘の肥厚や屈筋腱の腫大、両者による引っかかりを観察することがあります。

治療方法

治療方法には状態によって判断され、保存的治療と手術的治療があります。

保存的治療

腱鞘炎はそのほとんどが手指の酷使に起因するため、局所の安静指示が治療の基本です。
引っかかりを面白がって繰り返さないようにすることも大切です。患者は指が動かしづらくなると一所懸命曲げ伸ばしを練習する傾向があるので、そこも注意が必要です。

お薬として、非ステロイド抗炎症薬を使うこともあります。

上記の治療が効果ない場合は少量のステロイド剤と局所麻酔薬を腱鞘内に注射し、炎症の鎮静化を図ります。この注射をしすぎると腱鞘が裂けやすくなるので回数は少なめです。

手術的治療

数回のステロイド腱鞘内注射でも軽快しない、あるいは短期間で再発を繰り返す場合は局所麻酔での腱鞘切開術を行います。
手術は手のひらの小切開で施工します。早い医師では5~10分程度で終わってしまいます。もちろん日帰りでできる病院もあります。

手術では屈筋腱や隣接する指神経を損傷しないことが重要としてます。

基本A1腱鞘を切開したら引っかかりが取れる方もいますが、A2腱鞘(第2関節の下)を1/2ほど部分切開することもあります。

術後腫れることがありますが、徐々に引いてくるので気にせず、医師の言われた通りにしたらいいです。
また、術後は痛みがない範囲で指を動かしてよく、初めは伸ばす運動をがんばっていただき、6週ほどしたら切開した腱鞘が回復してきてくるのでそこから曲げる練習を積極的に行っていきます。

まとめ

今回は指の腱鞘炎についてでした。
腱鞘炎とは手を酷使した人、つまり頑張っている人になりやすい疾患です。
治療としては、安静・お薬⇒注射⇒手術という順番で考えていきます。
治療が面倒だから、病院に行きたくない、時が経てば治るだろうという考えだと、悪化して指が動かなくなることもあり、手術しても動きが変わらないこともあるので早期治療がおススメです。

ちなみに小さい子供さんも似たような疾患があるので、世のお母さん・お父さんは自分の子供の親指の動きを気にしてみてもいいかもです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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