「面接ではどんなことを聞かれるの?」
「志望動機や自己PRの準備だけで大丈夫?」
初めて転職面接を受ける看護師さんから、このような相談をよくいただきます。
実際、看護師の面接では一般的な質問に加えて、看護観や患者さんへの向き合い方を探る質問も多くされるのが特徴です。
採用担当として多くの看護師面接に同席してきた経験から言えるのは、回答内容そのものよりも「どんな姿勢で仕事に取り組もうとしているか」を見られている、ということです。
この記事では、看護師面接でよく聞かれる質問10選をピックアップし、人事担当の視点からの回答アドバイスを解説します。20代看護師が面接で好印象を残すための準備の参考にしてください。
✅この記事を読むことで分かること
📌 20代の看護師が「初めての転職」でつまずきやすいポイント
📌 看護師面接でよく出る質問10選
📌 採用担当がその質問で「何を見ているのか」
📌 回答を考えるときのポイント
📌 20代看護師が意識すべきアピール方法
質問1|自己紹介をしてください
➡ 採用担当が見ているのは「話の整理力」と「第一印象」。
履歴書をなぞるだけでなく、これまでのキャリアを1分程度で簡潔にまとめるのがコツ。
質問2|志望動機を教えてください
➡ 採用担当が見ているのは「職場とのマッチ度」と「意欲」。
病院や施設の特徴を調べ、自分の経験と結びつけて説明しましょう。
質問3|これまでの経験を簡単に説明してください
➡ 採用担当が見ているのは「実務能力の基礎」と「経験の幅」。
経験年数や配属科などを数字を交えて説明すると説得力が増します。
質問4|あなたの強み・弱みは何ですか?
➡ 採用担当が見ているのは「自己理解」と「成長意欲」。
強みはエピソードを交えて、弱みは改善の工夫とセットで話しましょう。
質問5|これまでに一番やりがいを感じた経験は?
➡ 採用担当が見ているのは「仕事にどんな意味を見出しているか」。
「患者さんが回復した瞬間」や「チームでの達成体験」を語ると効果的。
質問6|看護師として大切にしている価値観は?
➡ 採用担当が見ているのは「仕事への姿勢」と「理念との相性」。
「患者さんの尊厳を守る」「チームで支える」など、自分の看護観を言葉にしましょう。
質問7|患者さんやご家族と関わるうえで意識していることは?
➡ 採用担当が見ているのは「コミュニケーション力」と「人間性」。
傾聴や共感の姿勢を具体的な体験を交えて語ると信頼感が高まります。
質問8|今後どんなキャリアを目指したいですか?
➡ 採用担当が見ているのは「長期的に働く意欲」と「自己成長意識」。
「ジェネラリストとして幅広く経験したい」や「認定看護師を目指したい」といった将来像を語るとプラス。
質問9|夜勤や残業についてどう考えていますか?
➡ 採用担当が見ているのは「柔軟性」と「責任感」。
「体調管理を工夫しながら対応できます」と前向きな姿勢を示すのがベスト。
質問10|困難な場面に直面したとき、どのように対応しましたか?
➡ 採用担当が見ているのは「冷静さ」「問題解決力」「学びの姿勢」。
急変対応やクレーム対応など、実際の事例を交えて説明しましょう。
まとめ|準備するのは“模範解答”ではなく“自分の考え”
私が人事として看護師面接で重視しているのは、スキルや経験そのものよりも「どんな姿勢で働こうとしているか」です。
そのため大切なのは「完璧に答えること」ではなく、自分なりの考えを持ち、エピソードを交えて誠実に伝えること。
質問10選をしっかり準備しておけば、自信を持って面接に臨めます。
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