「自己PRをどう書けばいいかわからない」
「面接で何を話せばいいのか不安」
そんな悩みを抱える20代看護師さんは多いのではないでしょうか。
自己PRは、履歴書や面接で必ず問われる重要ポイント。
しかし伝え方を間違えると「印象が薄い」「伸びしろが感じられない」と判断されてしまいます。
この記事では、人事担当として数多くの応募書類と面接を見てきた経験から「失敗する自己PR」と「成功する自己PR」の違いを解説します。
✅この記事を読むことで分かること
📌 看護師がやりがちな失敗する自己PRの特徴
📌 採用担当に響く成功する自己PRの条件
📌 伝え方ひとつで評価が変わるポイント
1|自己PRが評価を左右する理由
1-1|自己PRは採用担当にとっての「判断材料」
自己PRは「採用後にどのように成長してくれるか」を判断する材料です。
看護師の転職は資格や経験も大切ですが、20代ではまだ経験が浅いケースも多いので「ポテンシャル」が大きな評価軸になります。
1-2|20代看護師が特に注意すべきポイント
20代では「経験不足だから何も言えない」と考えがちですが、それは大きな誤解です。
むしろ、20代で失敗しやすいのは「中身が薄い自己PR」や「伝え方が空回りする自己PR」です。
2|失敗する自己PRの例
2-1|抽象的すぎる(「頑張ります」だけ)
例:
「一生懸命頑張ります」「患者さんのために尽くします」
→ 良い姿勢ですが、具体性がなく印象に残りません。
2-2|他責的に聞こえる(環境のせいにする)
例:
「前の職場は教育が整っていなかったので、活躍できませんでした」
→ 本人に責任がないとしても「環境のせいにする人」と見られるリスクがあります。
2-3|過剰な自信(謙虚さがない)
例:
「どんな業務もすぐにできる自信があります」
→ 即戦力を求める職場であっても「謙虚さがない」とマイナスに映る可能性があります。
3|成功する自己PRの例
3-1|具体的でエピソードがある
例:
「前職では急性期病棟で働き、患者さんやご家族に安心していただける声かけを心がけました。その結果、先輩や患者さんから『落ち着いた対応が助かる』と声をいただきました。」
→ 行動と成果が伝わるため、説得力があります。
3-2|謙虚さと学びの姿勢が伝わる
例:
「まだ経験が浅い分、分からないことは先輩に積極的に質問し、早く現場に貢献できるよう努力してきました。」
→ 採用担当は「成長する素直さ」に安心感を抱きます。
3-3|成長意欲や将来像を描ける
例:
「今後は訪問看護にも挑戦し、患者さんの生活全体を支えられる看護師を目指しています。」
→ 採用後の姿がイメージできると「伸びる人材」と判断されやすくなります。
4|採用担当の本音|印象に残った自己PR/残らなかった自己PR
印象に残らなかった例:「頑張ります」「明るく元気です」だけの抽象的な言葉
印象に残った例:具体的な体験を交えつつ、「これから学びたいこと」まで語ってくれた自己PR
採用担当は「この人と一緒に働いたらどうか」を想像しながら聞いています。
抽象的な言葉ではなく、実体験と成長意欲を語れるかがカギです。
5|まとめ|自己PRは「採用後に伸びる姿」を示すこと
・失敗する自己PRは「抽象的」「他責的」「過剰自信」
・成功する自己PRは「具体的」「謙虚さ」「成長意欲」がある
・採用担当が見たいのは「いまの完璧さ」ではなく「未来の伸びしろ」
・20代の看護師にとって、自己PRは「これから伸びていく姿」を伝える絶好のチャンスです。
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