「内定はもらったけど、このまま入職して大丈夫かな?」
転職活動では、内定=ゴールではなく「条件確認」が本当のスタートです。
給与やシフト、教育体制といった重要な条件を見落とすと、入職後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまうことも少なくありません。
この記事では、20代看護師が内定後に必ず確認しておきたい条件を チェックリスト形式 で解説します。
✅この記事を読むことで分かること
📌 内定後に確認すべき労働条件のポイント
📌 看護師に特に重要な給与・シフト・教育体制のチェック方法
📌 条件確認をスムーズに行うコツ
1|内定後の条件確認が大切な理由
1-1|「内定=安心」ではない
内定が出ると安心してしまいがちですが、実は「条件の最終確認」がまだ残っています。
ここを曖昧にすると、入職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースが少なくありません。
1-2|20代看護師にありがちなミスマッチ事例
・給与の内訳(基本給・手当)が想定と違った
・夜勤回数が多く、体力的に続かなかった
・教育体制が整っておらず、成長できなかった
これらはすべて「確認不足」が原因です。
2|内定後に確認すべき条件チェックリスト
2-1|給与・賞与・昇給
・基本給はいくらか
・各種手当(夜勤手当・住宅手当など)の有無
・賞与の回数と支給時期
・昇給制度の有無
👉 特に「手当込みで高給与に見えるが、基本給が低い」ケースに注意。
手当の支給条件などもよく確認しましょう。
2-2|シフト・勤務時間・夜勤回数
・夜勤の頻度(月何回程度か)
・シフトは希望がどの程度反映されるか
・残業時間の目安
・勤務時間のパターン(早番・遅番など)
👉 ワークライフバランスに直結するため、必ず確認しましょう。
2-3|教育体制・研修・サポート
・プリセプター制度の有無
・中途採用者向け研修の内容
・スキルアップ研修や資格取得支援の有無
・フォローアップ体制(定期面談など)
👉 20代看護師は成長意欲が評価されやすい世代。教育環境が整っているかは非常に重要です。
2-4|休日・休暇制度
・年間休日数(110日以上が目安)
・有給休暇の取得率
・産休・育休の取得実績
・公休の取り方(連休が取れるかどうか)
👉 将来のライフプランを考え、休暇制度も必ずチェック。
2-5|福利厚生・諸手当
・住宅手当・寮の有無
・通勤手当・駐車場代の有無
・食事補助の有無
・医療費補助や院内託児所の有無
👉 生活費に直結するため、給与以外の部分もしっかり見ましょう。
3|確認の進め方と注意点
3-1|内定通知書・労働条件通知書の確認
書面で条件が提示されます。必ず内容を読み、面接で聞いた条件と相違がないか確認しましょう。
3-2|不明点は必ず質問する勇気を持つ
「聞きにくいな…」と思っても、不明点は必ず確認しましょう。
入職後に後悔するより、事前にクリアにすることが大切です。
3-3|「聞きにくい条件」の上手な確認方法
「御院で長く働きたいので、勤務体制を理解しておきたいのですが…」
と前向きな聞き方をすると角が立ちません。
人事の視点
あれこれと気になることを聞くのは少し気が引けますよね。
しかし、気になることをきちんと確認する姿勢は「仕事でも不明点を曖昧にせず、しっかり確認が出来る人」と評価することも出来ます。
大事なのは、自分の都合ばかりを優先して一方的に質問だけをするのではなく、相手(採用担当者)の立場や状況も汲んで、マナーをもって質問することです。そうすると自分が知りたい情報を得ながら、転職先とも円滑な関係性を維持できるでしょう。
4|まとめ|条件確認を徹底して納得の転職を
内定はゴールではなく、条件確認こそが転職成功のカギです。
給与・シフト・教育体制を中心に、休暇や福利厚生までしっかり確認しておくことで、安心して新しい職場でのスタートを切ることができます。
次に読む記事
退職交渉を円満に進める方法|20代看護師が知っておくべき法律とマナー
入職前にやっておきたい準備|スムーズにスタートを切るために